山形県酒田市にUターン移住し、地域おこし協力隊に着任しました。住むことになった、大沢地区の家がでかすぎる!
どうも、もっけです。阿部彩人(@ayateck)です。だいぶご無沙汰な投稿になってしまいましたが、このたび、大学進学から19年間を過ごした東京を後にしまして、故郷である山形県酒田市にUターン移住しました。本日5月1日から酒田市の八幡地域・大沢地区の地域おこし協力隊として着任。最長で3年間の任期になります。
今回、東京で7年半の結婚生活を送ってきた妻と別れることになり、私1人でUターンすることになりました。7年半の年月の中で、それぞれの価値観や考え方の違い、人生観の違いが大きくなっていったことにより、2人で同じ未来を描くことが出来なくなってしまいました。話し合った結果、お互いにこれからより良い人生を歩んでいくためには、それぞれの道を進んでいった方が良いという決断に至りました。
私の実家は、酒田市の漆曽根という地区にあります。実家からは、山形と秋田の県境にある鳥海山が綺麗に見えます。
地域おこし協力隊に着任する大沢地区は、実家のある漆曽根から車で20分ぐらいの距離ですが、協力隊として活動するにあたり、原則として大沢地区に住むことになります。で、酒田市役所と大沢地区の方々が探してくださった住居が、空き家となっていたこちらの家。
で、でかすぎる!!!!
大丈夫なんでしょうか。私1人で暮らすことになるのですが。立派すぎやしませんか。
家には家具一式や食器など、住むにあたり必要なものは全部揃っています。
台所の水道は、普通の水道と「山水道」という山の水道があり、山水道は24時間流れっぱなしということ。
冷たくて美味しい水がいつでも飲めます。
電動の温水器もあって、お湯はガス代がかからず快適。
テレビ付の居間もあります。
2階には、和室と洋室の居住スペースも。
廊下も広いですし、洗濯物も干し放題です。
大家さんの後藤さんご夫妻。
とってもあったかくて楽しい人たちで、愉快に暮らしていけそうです。
表札を作らないといけないので、筆ペンにて即席で作りました。
普段の字はめちゃくちゃ汚いのですが、小学生時代に習字をやってたこともあり、まあまあ見れる形に。
大沢の家からは、山に「大」という文字が見えるのですが、地元の人たちが毎年草を刈って、文字が見えるように維持しているそうです。
両親と一緒に、大家さんご夫妻のお住まいに挨拶に行ったところ、ご主人が山に行って採ってきたばかりの、山菜のウドとシドゲをたくさんいただきました。
その夜は実家にて、大家さんからいただいたウドとシドゲをいただきました。とにかく香り立つ味が素晴らしくて、んめ〜山菜でした!
で、本日5月1日は、酒田市役所にて着任式。副市長から任用通知をいただいて懇談する式でした。
その懇談の場で、私が企画した芋煮の魅力を発信する芋煮ソング「芋煮 de ハーモニー」Music Videoをタブレットで視聴する流れに。副市長にも喜んでいただけて、良かったです。
「芋煮 de ハーモニー」Music Video - "Imoni de Harmony"
また、今日は、八幡の一條地区にある八幡神社と、観音寺地区にある飛澤神社のお祭り。八幡を流れる荒瀬川には、鯉のぼりがかかっていました。
八幡神社では、クライマックスとして18時頃から「作占い鳥居超え」というイベントが行われますので、勤務が終わった後に観に行きました。
江戸時代に大名行列の供先を務めた「奴」(やっこ)の姿に扮した若者たちが、町をくねり歩く「奴振り」から、最後に八幡神社に戻ってきて行われるのが「作占い鳥居超え」。大鳥毛を投げ、鳥居を越して上手くキャッチできると、その年が豊作になるという言い伝えがあります。
数百人という数の地元の観衆が集まっていました。
その「作占い鳥居超え」の動画です。
見事にキャッチ成功!!とても盛り上がりました。
地域の若者たちが中心になって作り上げ、それを応援する地域住民の人たち。そこには、熱くて美しい空間がありました。少しの時間しか見ることが出来ませんでしたが、来年は、このお祭りの歴史をもっと深く調べるとともに、祭りの全貌をご紹介できるようにしたいと思います。
これを機に、このブログのタイトルを「ayateck Local Stories」というタイトルに変更します。日本の地方には、先人たちによって脈々と受け継がれてきた歴史があり、過去から現在そして未来へと続くストーリーがあります。それらを、一つひとつ紐解いていきながら、今まで世の中になかなか知られてこなかったものも含め、これから皆さんにお届けしていきます。これからもよろしくお願いいたします。